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第15号(平成17年9・10月)

夏の暑さも過ぎ去り,ようやく秋の気配がちらほらと見えてきました。
秋というと,「読書の秋」「運動の秋」そしてやっぱり「食欲の秋」かなぁ〜
でも,食べ過ぎには注意しましょうね。自分の健康管理は大切ですよ。進んで健診を受けましょう。

◆◆◆お薬の常識・非常識(3) 外用薬の使い方〜点眼薬〜◆◆◆

 第1弾:お薬の飲み方,第2弾:お薬の保管・保存についてでしたが,いかがでしたでしょうか?

 これは,私の考え方になるかもしれませんが,薬は,人間が生きる上で,治そうする力が疲れてしまうのを助けるのが,薬の役割だと思っています。でも,その薬を適正に使用しなければ,無用の長物になるどころか有害なものとなってしまうこともあるのです。だから今回のシリーズをやっているわけですが・・・

 さて,今回は,簡単に言ってしまうと「のめばいい」という内服薬と違って,ちょっと使い方を上手にすればよりよい効果が得られる外用薬のお話しをしばらく続けようかと思います。まずは,点眼薬から

 点眼薬?めぐすりなんか目の中にたらせばいいんだろ!そうなんです。それいいのですが,それにもポイントがあるのです。。。

 点眼薬は,日本薬局方という薬の規定集で「結膜嚢に適用する無菌に製した製剤」となっています。簡単に言うと「きれい」な薬剤ということになります。なので,きれいに扱わないとばい菌が入って,折角治るものが,余計に悪くなってしまうこともあるのです。では,順を追って使い方を見ていきましょう。


(1)まずは,手を石鹸でよく洗ってください。

これは,先ほども言ったように「きれい」な薬剤だからです。手を洗えない場合は,ウエットティッシュで拭くだけでもいいかもしれません。


(2)次に,下まぶたを軽く引き、指示された滴数(通常,1〜2滴)を確実に点眼します。(右の絵)
  このとき、
容器の先がまぶたやまつげに触れないように注意しましよう。


   のところがポイントです。触れることで,そこにいる雑菌がめぐすりの中に入ってしまい,汚れてしまうからです。
  


(3)点眼後は静かにまぶたを閉じて、まばたきをしないで約1〜5分間、目をつぶっていてください。
点眼後に軽く目頭を押さえるのも効果的です。


ほとんどの方が点眼後,まばたきをしているのではないでしょうか。これは,ポンプ作用が働いて目の中から薬液が流れてしまいますし,また,鼻涙管を通って,のどに流れ込んでしまうことにもつながります。

特に緑内障の点眼薬でβ遮断薬(チモプトールやミケラン)は,点眼薬のような微量でも喘息を持っていらっしゃる方が使うと喘息の発作につながることがあります。目頭を押さえることがそれを防ぐのに効果的です。
  


(4)あふれた点眼液は清潔なガーゼやティッシュで拭き取ってください。


 以上が,点眼薬の基本的な使い方です。それ以外の注意事項として次のようなことがあります。

@薬が2種類以上ある場合は、後の薬は5分程度あけて点眼しましょう。
すぐに続けてしまうと,先に入った薬が押し出されて,さらに薄まり,効かないものとなってしまうからです。
  

A点眼薬を開封後は,1ヶ月が期限です。期限が書いてあってもそれは未開封の時のことです。
これは,前号に書かせていただきましたね。

B「冷暗所保存(冷凍室には入れない)」などの指示がある場合はそれに従い、特に注意がなくても直射日光を避け、なるべく涼しい所に保存してください。

C点眼後はしっかりふたをして、袋(投薬袋など)に入れて不潔にならないように注意してください。

D救急箱に保管する場合は開封した湿布薬と一緒に保管しないでください。


 お子さんに点眼薬が処方された場合ですが,基本的な点眼方法は先の通りです。その他の留意点として次のようなものがあります。

1)涙で目薬が流されますので、お子さんが泣いている最中は点眼を避けてください。
  

2)点眼時にお子さんが動き、容器の先で目を傷つけないように気をつけましょう。


点眼のひとつのアイデアとして。。。

・点眼時に目をつぶってしまうお子さんの場合、目のまわりを拭いてから、目頭付近に点眼します。まばたきをさせると目薬が目の中に入っていきます。また、寝ている間に点眼するのも一つの方法です。
  


 秋の花粉症も流行っています。花粉症の季節には未だ早いですが,その前に確認されてはいかがでしょうか?

 (今回の内容は,参天製薬HP(http://www.santen.co.jp/)を参考にさせていただきました。)

◆◆◆連載『あぽてーかー』のお仕事(第3回)◆◆◆

 今回までに,薬剤師の業務として,調剤・服薬説明を見ていただきました。(すべて私の写真ではありませんが・・・)これらが一番,大きな業務かもしれません。今回は,少し裏方のような仕事で「医薬品の管理と供給」です。薬剤師法の第1条には「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」とあります。

 医薬品の購入と保管そして各部署への供給と一貫した管理を行います。特に品質の管理(温度、湿度、光)には万全を期しています。さらに、血液を原料とする医薬品については、製造番号や使用した患者さん、投与量等を10年間にわたって管理しています。



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