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第8号(平成16年5月)


◆◆◆喘息のはなし◆◆◆

 喘息は,「気管支などの空気の通り道(=気道)が慢性的な炎症によって発作的に狭くなる病気」です。

 さらにその気道は「たばこ」や「冷たい空気」などの種々の刺激に過敏になっていて、気管支が収縮しやすい状態になっています。この状態を、「気道過敏性亢進(きどうかびんせいこうしん)」の状態と言います。

 喘息はありふれた病気で、日本では、成人で約3%、小児で約6%の方が喘息にかかっているといわれています。

 発症の最も重要な要素としては、ダニやホコリなどのアレルギーが考えられています。その他、かぜやストレスなどの刺激も、気道の炎症の要素となり、発作を引き起こすことがあります。

 炎症を放っておくと、気道の粘膜に変化が起こり、気道が狭くなったまま元に戻らなくなってしまいます。


 それでは,喘息の治療はどのようになっているのでしょうか?

 喘息治療には,大人では厚生省免疫・アレルギー研究班作成の「喘息予防・管理ガイドライン2003」が,小児では日本小児アレルギー学会作成の「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002」が用いられ,それに準じて治療を行っております。

 喘息は「慢性的な気道の炎症」と「気管支の収縮」ですから,これらそれぞれに対応できるお薬を使います。また,慢性的な病気ですので,継続した治療が必要となります。

 喘息の治療薬は,慢性的な炎症を抑えたり,ある程度気管支を拡げておくために発作がなくても継続して使用するお薬を「コントローラー(長期管理薬)」,発作時のみ気管支を拡げるお薬を「リリーバー(発作治療薬)」と言って喘息の治療薬を分類しています。

コントローラー 吸入ステロイド薬〜炎症を抑える薬
 …フルタイド
徐放性テオフィリン製剤〜気管支を拡げる薬
 …テオドール,アーデフィリン
抗アレルギー薬〜気管支の炎症を弱める薬
 …インタール,オノン,シングレア
長時間作用型β2刺激薬〜気管支を拡げる薬
 …貼付:ホクナリンテープ
   吸入:セレベント
   経口:メプチン,メチレフト
リリーバー 吸入β2刺激薬〜気管支を拡げる薬
 …メプチンエアー,サルタノールインヘラー

 喘息の治療には「吸入薬」がよく用いられます。吸入薬は,気道に直接作用させる薬剤です。

 よく用いられる理由として,一つは,薬剤が直接気道に届いて作用するため,経口剤や注射剤に比べて少ない量の薬剤で効果を得られること。

 もう一つは,作用が気道だけに限られて全身に吸収されることが少ないため,副作用が少なくてすむことです。

 ただし,使用法がちょっと特殊ですので,もしも使用することがありましたら,医師または薬剤師の説明を十分に理解し,わからないときにはすぐに聞いてください。また,継続して使っているから大丈夫!ではなくて,たまにはその吸入がいいのかチェックしてもらうことも大切です。

 これから気圧の変化が激しくなり,喘息の発作が起こりやすい時期になります。喘息の方は,医師の指示を守り,適切な治療を続けてください。

 喘息治療に関して,ご不明な点は,お気軽に医師・薬剤師にご相談ください。


今回の内容は,グラクソ・スミスクライン「Zensoku.jp」http://zensoku.jp/を参考にいたしました。



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